再び登校する道のり
不登校11か月②の続きになります。
再び登校に舵を切った初日の朝、わが子と私は学校に向かいました。
緊張全開の通学路
登校するギリギリまで、オエっとなっていました。
それでもなんとか登校しようと思ったのは、
”ママにいいところ見せたい”
”朝だけならやれそう”
”校長先生と約束しちゃったし”
そんな、いろんな気持が、自分を後押ししたからなのでしょう。
一方で、
”休み過ぎているから、先生に怒られたらどうしよう”
”友達に何か言われたらどうしよう”
”ママが嘘ついて、学校に置き去りにされたらどうしよう”
そんな不安もぐるぐると渦を巻いて嵐のように心の中を駆け巡っていたに違いありません。
みんなが登校する時間を避けて登校する案も提案してみました。
すると
”遅刻はヤダ”
うーん、真面目。
じゃ、うんと早く学校行ってみる?
”そんなにいられないよ!!!”
やるならちゃんとやりたい。
そんな気持から、学校へ行く時間は学校に行けていたころと同じでした。
当然、沢山の児童が朝、登校しています。
どんな気持ちでわが子が登校していたのか、それは知る由もありません。
そんな中、二人で学校に向かいました。
学校到着!
なんとか学校に到着すると、早々に校長先生に遭遇しました。
”あらーー!!来たのねえ~!”
先生が小走りで駆け寄ってくれました。
”ちゃーんと、約束守ってくれたのね~♪”
わが子も校長先生にあえてまんざらでもありません。
”じゃ、ここでママとバイバイしましょうね♪
あ、お母さん、お子さんお預かりしまーす♪”
・・・え・・・あれ?
そうです、校長先生、わが子を保健室にそのまま連れて行こうとしたのです。
当然・・・・
わが子めちゃめちゃ困ってる!!!
でも、いい笑顔。
そうです、この困ってるのに出る笑顔がクセモノ。
しかし、このまま連れて行かれては約束を守れない!
校長先生、今朝は朝だけなんです。
今日はこのまま帰ります。
”・・・あら、ごめんなさい!そうよね初日ですものね?!
じゃ、また明日ね!タッチ♪”
校長先生は残念そうでしたが、約束してるので。
わが子はホッとしていました。
さて、ドキっとしたけど保健室に到着しました。
保健室に到着
さぁ、やっと保健室に到着しました。
保健の先生が優しく元気に迎えてくれました。
おはようございます。
保健室に到着した後、
ランドセルを下して、一息つきます。
宿題と、連絡帳を出して教室に行こうか悩んでいると、
校長先生から連絡を受けた担任の先生が保健室まで来てくださいました。
”よくきたわねーとってもえらいね!”
久しぶりに会う担任の先生に、わが子は緊張した顔をしたり、嬉しそうにニコっと笑ってみたり。
そこで明日の時間割りと、宿題、お便りをもらいました。
”教室まで寄っていく?”
”・・・(首をふる)”
その日は帰ることにしました。
約束通りですね。
まとめ ご機嫌の帰り道
たったの20分程度の滞在でしたがご機嫌の帰り道でした。
・学校に行けたこと
・先生に会えたこと
・叱られなかったこと
できた気持と、やり切った高揚感で終始ニコニコしていました。
ただ、校長先生に連れていかれそうになったのだけが怖かったようです(笑)
とりあえず、初日登校はこれにておしまい。
また明日もやれたらやってみようということにしたのです。
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