自分知らず知らず病む
2年生になり、4月も終わろうとしていました。
新しい学年になっても娘は変わらず。
新学年から2週間で発熱し、その後はやっと週に2~3日行けるか行けないか。
登校できても、号泣し抵抗するか、しくしく泣き崩れるだけ。
そして身体症状がひどく、前日からの体の痛み、頭痛、腹痛、じんましん、なんでも来い状態でした。
そのころ、新学年になるにあたり遠方の両親にも不登校のことを告げました。
両親はそれはもう初孫の不登校に慌て、心配し電話が来たり、
新聞の切り抜きが送られてきたりしていました。
私は不登校の娘の対応、学校への対応、両親への説明・・・などなど。
私自身負担が大きくなっていました。
早々簡単に再登校できるわけもなく、理屈ではわかっていても心がついていかなかったのでしょう。
私も再び眠れなくなっていました。
床についても、2~3時間で目が覚め、そこから魔の不安格闘タイムに悶々とした夜を過ごしていたのです。
夜起きて、図書館から借りてきた不登校の本を読み漁り、
さまざまな本を読みました。
”先回り育児をやめなさい!”
や
”親の接し方を変えれば~”
”叱るよりほめる!”
など。
選んだ本も悪かったのでしょうが、
自分の育児にダメ出しをされてるようで、文字でお説教されてる気分になりその先が涙で読めない本もありました。
娘が低学年だからか、あまり参考になる本はありませんでした。
愚痴を言いたいつもりで実家に電話をすれば、
娘の私を心配・・・・と言いつつも言葉の端々に
”もっとこうしたらいい”
”近所の○○君もそうだったけど、間違った接し方で今は~”
などなど
私への子供の接し方に対してのダメ出しめいたアドバイスもダメージ大でした。
(はーもーわけわからん・・・)
寝ても覚めても、子供と向き合う毎日と逃れられないストレス。
毎朝、行くか行かないかで葛藤、私から離れられない娘。
自分で暗闇に歩いて行ってたのだと思いますが、心身共にクタクタでした。
もう何が正解か、どうしたらいいのかわからないまま、ブラブラをネットを漂流していると、
いつも検索バーにでてくる不登校解決専門の表示やバナーがでてきます。
ある時、なにげなーくクリックしてみると、
そこには
”不登校は必ず治ります!”
”専門家のサポート!”
”99%不登校は解決できます!”
みたいな、夢のような文言が踊っています!
もう、これだ!これしかない!
と極限状態の私。
すべてを専門家にゆだねて、わが子が楽しく学校に通うすがたを見られるなら、これも一つの手じゃないのか!?
ねぇ奥さん!(←私のこと)
もう、テレビでネズミの出産シーンを見ても涙が出てくる状態の私に
それは天国から降りてくるクモの糸に見えました。
糸細いな!
希望が欲しかった。
そう、私自分の状況に絶望していたんですね。
あるサイトさんのところで資料請求のボタンまで行きかけて手が止まりました。
・費用
・親のやることの詳細
ヒェぇ!!高い!
そして親のやること多い、めんどくさそう!!
この2つで我に返りました。
・・・・は、私ったら!
おかえり私の冷静さ。
よーく考えました。そして、自分を高いところから見下ろしてみました。
まだ4か月。相談しているところでは半年~1年、2年くらいかかるって言ってた。
まだまだここからだと。
もう少し、家族でがんばってみよう。
こういうサービスは、もっとやってダメなら検討してみよう。
私の両親や周りの言うことはハイハイ言って気にしない。
きっとあの子も大丈夫、だからきっと私も大丈夫。
そうなんとか説き伏せて自分を落ち着かせていました。
それから、しばらくかかりましたがまた眠れるようになりました。
私も2年生になって不登校が続くという、今の状況を受け入れられたと思います。
ネットや本って便利だけど、いろんなことが書いてあって不安になりますよね。
それに、私も限界までわが子に悩みましたが、
別に状況が変わるわけじゃないのでそんなに考えなくてもよかったなあと思います。
自分が壊れる前に、病院でも好きなことでも、自分を癒してあげる事を最優先にしてもいいと思います。
本や記事に書いていない正解
最後にこれだけは参考になった父の言葉が↓です。
”お前なあ、ネットや本に書いてあることが全てだと思ってんのか!?
答えなんてないんだから、
目の前にいる子が笑ってれば正解なんだよ!
ま、お父さん字読めないけどね。”
読めないんかい!
ネットや本に潜ろうとすると思いだします。
それより子供を見ろってことですよね、たまにはいいこと言うな、父め。
まとまりがなくてすいません。
コメント
私も「母子分離不安」「不登校」をキーワードにネットの海を漂流しまくり良い解決方法へなんて何処へもたどりつけずさまよいました。全く同じ事道を辿ったようです。金で解決策を買う寸前まで行きました…。そうなんですよね、ネットの言葉だけに惑わされず目の前の子供が笑顔でいることがまず一番。そして私の間違えた育て方の問題ではなかったのかと…元気と勇気をいただきました。ありがとうございます。