教室復帰を目指す
感覚の過敏さ、鈍感さがわかった長女さん。
いよいよ教室に復帰するため、朝だけの登校から教室への復帰を目指します。
体調も悪くない、いよいよ教室へ戻るために
3年生も1ヵ月経過し、ゴールデンウィークも明けた頃です。
長女さんの登校状況は以下の通り。
・朝、教室に登校して10分くらい滞在
→その間、宿題を提出したり、お友達と喋ったり。
・週に1度 通級指導:3時間
毎日登校してるといえば登校しています。
登校するだけなら、体調を崩すこともなく朝お腹が痛くなることもなくなりました。
ご飯も沢山食べられるようになり、元気な長女さん。
いよいよこれに教室で過ごす時間を少しプラスしてみようかと奮闘した1ヵ月の話です。
学校に行けるようになりたい、でも怖い
長女さんに話をしてみると、
「怖いよ~無理だよ~!」
即答。しくしく泣きだす始末。
そりゃそうか・・・
1日フルで教室で過ごすつもりなのかと思って、
別の日に 3時間目までどう?
と打診してみるも・・・・
「できたらすごいけど・・・えぇぇぇぇ怖いよ~無理だよ~!」
同じ答え。
・・・そうか、無理か・・・これは当分このままかなぁ~と思っていました。
ただ、登校させるだけでは×
そんなある日、病院へ経過を報告する日がやってきました。
先生はマイペースでのんびりな方なので、どうかな~と思っていたのですが、
・朝だけは登校できる、通級も楽しく通えている
・でも授業には出られない。授業にでたい気持ちは少しある。でも怖い。
・怖がってばかり。
そんな状況を話してみると・・・・
先生:「学校の授業の内容、学校の今の状況、出ようとしている授業の内容について
こと細かく教えてあげていますか??」
・・・・え?いや何も・・・・朝だけ通えていますし・・・。
私・先生:「・・・・」
・・・・沈黙・・・
その沈黙の直後、先生が熱く語り出しました。
先生:「何も知らない状況で、授業に出ろと言われてもできるわけありません!
不安の強い子なら怖くて当然です!
授業の内容、持ち物、学校での様子、担任の先生に詳しく聞いて教えてもらうだけで
不安は50%は軽減してやることができます!!
とにもかくにも、情報を聞いて、与えて、不安を減らしてあげることが先決です。
まずは先生に話を聞いて、長女さんに教えてあげましょう!!
いつも、先生はうんうん私の話を聞いて下さるだけなんですね。
その先生が、いきなり開眼してものすごい勢いで説教・・いやアドバイスをくれたのです。
そう、ただ
”行ってごらん”
じゃダメだったんです。
”朝だけ登校できてるし、通級とはいえ週に1回学校にいるので学校の様子はわかってるだろう
授業もどこからスタートしたって、とっかかりは怖くて当然”
そう思ってるいた私が間違っていました・・・。
甘かったです。(反省)
先生のアドバイスで目が覚めました。そうか、長女さん不安強い子だった・・・。
また酷なことをさせようとしていたと気づきました。
授業に復帰するために先回り
教室に復帰するに向けて、先生にアドバイスをもらい、早速担任の先生に相談しました。
大体の教科の進捗、教科書のどのあたりを進んでいるのか。
それを私から長女さんへ説明しましたが、
本人が安心したのは、担任の先生から直接電話などで教えてもらうことでした。
そうすることで、やっと
「ちょっとやってみようかな~」
と言うようになりました。
しかしどうしても
「でもこわいよ~」
が取れません。
どうしたら怖くないのか・・・・。
考えた末、週に1回1時間 私が教室の外でいつでも帰れる状態にしておくことで、
ようやく長女さん安心したのかやってみる!という運びになったのです。
教室復帰の前進と課題。
どうにかこうにか1時間授業(国語)に出た長女さん。
不安・緊張からの解放と出られたという安心感でテンション高かったです。
私も教室で一緒に授業を受けている姿はとても感動しました。
それから、同様に他の授業にも1~2時間出席してみたのですが
・毎回出ていないので、どうしても進みが遅れる。
→この間の続きからです が多く、すべてが中途半端。
・未体験なので、毎回ド緊張。
そんな状況にヘトヘトでした。
不安ばかりが強く、気持もなえてきてしまいました。
これはイカン!!
ということで、目をつけたのが週に1回しかない図工でした。
・進捗もみんなとほぼ同じ。
・楽しい!
・友達と喋りながらできる
これは楽しい!ということで、図工にだけは安定して通えることができるようになったのです。
教室の外で私かパパが待っている状況は変わりませんでしたが、少し前進し、課題も見えた1ヵ月でした。
5月② 雑感
学校、授業から離れていた分、そこから戻る大変さを痛感した1ヵ月でした。
自分の居場所を学校の中に見つける。
簡単そうで本当に難しいことだと思いました。
5月、ここにはありませんが次女も登校しぶりが本当に大変だったので、
学校で待っている間次女さんに遭遇しないかヒヤヒヤ。
思い返せば、大変だった1ヵ月でした・・・・。
6月へつづく→
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